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春の俳句 (4)

しほるるは何かあんずの花の色

しほるるは何かあんずの花の色

しおれている(しほるる)のは、一体何なのだろうか。──それは、あんずの花の色のようだ。

2025年5月25日
しほるるは何かあんずの花の色

一雫 こぼして延びる 木の芽かな

一粒の水滴がこぼれ落ちたあと、木の芽がぐんと伸びていくようだ。

2025年5月25日
しほるるは何かあんずの花の色

菜の花や 月は東に 日は西に

菜の花が咲き広がる中、東の空には月が昇り、西の空には太陽が沈んでゆく。

2025年5月25日
しほるるは何かあんずの花の色

落花枝に かへると見れば 胡蝶かな

散った花びらが、枝に戻るのかと思ったら──それは蝶だったのだ。

2025年5月25日