あの入道雲がいくつ崩れると月山になるのだろう。
友人が鮎をくれたが、夜も遅いから寄っていけと言ったのに過ぎて行ってしまった門だ。
五月雨が何日も降り続いているなぁ。大雨で増水して大河となった川の前に家が二軒寄り添うようにぽつんと建っている。
ああ打たないでくれ。ハエが手をすり、足をすりながら命乞いをしている。