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夏の俳句 (4)

雲の峰

雲の峰 いくつ崩れて 月の山

あの入道雲がいくつ崩れると月山になるのだろう。

2025年5月25日
鮎くれて よらで過ぎ行く 夜半の門

鮎くれて よらで過ぎ行く 夜半の門

友人が鮎をくれたが、夜も遅いから寄っていけと言ったのに過ぎて行ってしまった門だ。

2025年5月25日
五月雨や 大河を前に 家二軒

五月雨や 大河を前に 家二軒

五月雨が何日も降り続いているなぁ。大雨で増水して大河となった川の前に家が二軒寄り添うようにぽつんと建っている。

2025年5月25日
やれ打つな 蝿が手をすり 足をする

やれ打つな 蝿が手をすり 足をする

ああ打たないでくれ。ハエが手をすり、足をすりながら命乞いをしている。

2025年5月25日